正式には「ものづくり・商業・サービス経営力向上⽀援事業」なんですが、事業開始当初は製造業(ものづくり)のみを対象にしていたため、ものづくり補助金と呼ぶのがほとんどです。
 ものすごく大雑把に言うと、その企業にとって新しいことをするんだったら、補助金を出すからドンドン設備投資してね!というものです。

 今年もと言うか、今年度の補正予算で補助金事業が行われることが分かりました(説明資料)。

【今年のものづくり補助金は】

昨年と変わらないのかと思いきや、一般型の補助率が1/2になっています。一定要件を満たせば従来通り補助率は2/3なんですが。
 1番大きく異なるのが、「企業間データ活用型」です。複数の企業がその企業同士でデータ・情報を共有して新しいことをする!という場合には、10社までで補助率2/3(上限1,000万円)、加えて1社200万円を連携体で配分可能とありますから、共同作業が若干上乗せされる形です。
 おいしい感じがしますが、この企業が連携を組むのが大変かな!?。多分契約書みたいなものをきちんと作っておかないとダメだと思いますし、実際には誰が音頭取りをするのかが問題になってきますね。

【採択率は】

 過去の採択率は約4割というところでしょうか。応募要項に採点基準が記載されていますので、そこに注意して申請書を書く必要があります。
 愛知県に限ってなんですが、この補助金申請書のレベルがとっても高くなってきています。昨年も申請書作成のお手伝いをしたのですが、自信を持って作ったのにもかかわらず落ちたり、時間がなくて手抜きの申請書が採択されたりしており、訳が分からない状況です。

【どうしたら採択される?】

 この補助金、私の感覚では、補助金に採択されるかどうかに関係なくきちんと計画を立てて導入することを決めている企業が通っているような気がしています。また、経営革新計画が加点対象となっているのですが、これが意外と影響しているのではないかとも思っています。申請時に計画が認定されてなくてはいけませんから、遅くとも1月には革新計画を策定しておかないといけません。
 つまり時間的な余裕をきちんと取っておかないとダメなんじゃないかと。

 そのスケジュールを考えてみます。申請締め切りが4月末としましょう。申請時点で経営革新計画が承認されているためには、遅くとも4月上旬には県に経営革新計画を提出しなければいけません。計画策定に1ヶ月掛かるとすると3月には申請手続きをスタートさせる必要があります。
 愛知県の場合は比較的承認を得るまでの時間は短いのですが、都道府県によっては2・3ヶ月必要なところもあるみたいで、そうなるともうスタートしておかないと間に合わない可能性もあります(昨年の場合は、申請中つまり書類を受け付けたという書類があれば許されましたけど)。
 採択されてから再度詳細な書類を作らなければなりません。この締め切りが1ヶ月程度ですから、発注は8月になってからになります。

【補助金に踊らされるな】

 ということは、設備投資を早くしたいのなら、補助金を考えるなとも言えます。
 設備投資はタイミングが影響します。補助金の採択結果を待って導入が遅れてビジネスチャンスを逃した!なんてことがないようにしないといけません。確かに補助金があると費用負担はかなり少なくなりますから、どうしても考えたくなるのですが、ようは「補助金にこだわるな」ということになりますね。

【補助金を考えている方は】

 この補助金がスタートしてから毎年申請のお手伝いをしておりますので、ある程度ノウハウみたいなものはあります。ものづくり補助金に申請したいとか話を聞きたいとかいう経営者、経営幹部の方がいらっしゃいましたら、いつでもご連絡下さい。